日本ほど陶芸家の数が多い国はない。陶芸家の社会的地位が認められており、陶芸で生計を立てることがさほど難しくない。陶磁器が人々の暮らしに溶け込んでおり、ファインアートとしての地位を得ているからだ。古くから陶芸の産地が栄え、有田焼、備前焼、京焼、瀬戸焼など、その土地特有の土を生かした焼き物が育まれてきた。その結果、何百年も前に作られた歴史的価値のある至宝や現代作家の作品を集めた陶磁器専門の美術館が全国に多数点在する。