アート&エンターテインメント
2021.04.09

日本画家・松原 賢、琳派に導かれて藤を描く

研ぎ澄まされた感性と、独自の絵画技法で、世界が瞠目する日本画を描いてきた松原 賢氏。
彼が琳派にインスパイアされて描いた「藤」の作品が、この春、銀座のギャラリー、銀座一穂堂にて展示される。

京都近代画壇の巨匠、その写実性と繊細な画風で日本画の祖ともいわれる円山応挙。その手による「藤花図」は最も琳派的な作品とされている。かつてこの絵に魅了され、いつか自らも琳派的な絵を描きたい――そう願っていたという日本画家・松原 賢。彼の住む栃木県の那須塩原から1時間ほど、尚仁沢(しょうにんざわ)で、豊富な水の湧く美しい森に群生する藤を見つけ、蔓が絡み合い、したたるように咲く藤の花を描いた。銀座一穂堂に咲き誇る藤の花、その幽玄の世界をぜひその目でご覧いただきたい。


松原 賢「白藤」H41×W116cm

 

松原 賢「藤を描く」

会場:銀座一穂堂
東京都中央区銀座1-8-17 伊勢伊ビル3F Tel. 03-5159-0599
www.planup.co.jp

会期:2021年4月16日(金)~25日(日)
営業時間:11:00~18:00
休館日:月曜
※事前予約制 tokyo@ippodogallery.com