- デザイン&プロダクツ
- 2020.04.14
生活に和の花を添える
日本の四季を美しく彩る花々。「花を愛でる」という言葉があるように、日本人は古くから花に親しみを持ち、慈しんできた。昔の歌人が残した和歌には花の名が多く登場し、花に様々な思いを託している。そうした心の機微に想いを馳せ、誕生したのが「酒見椅子店」のmonaca stool。名前の通り、和菓子のもなかにインスピレーションを得たデザインは、丸みがあって可愛らしい。モモ、ウメ、ツバキ、サクラ、キキョウ、キクの日本を代表する全6種の花が、色鮮やかに室内を飾る。
約半世紀近く、伝統を守りながら、長く大切に使われる家具を作りつづけている椅子専門店が作るスツールは、一点一点、ハンドメイドで製作。そのため、完成までに1 ~ 2か月ほどかかるが、お部屋の雰囲気に合わせ、座面の色はもちろん、木材をウォールナットとオークの2種類の中から選べるのが嬉しい。座面は直径約28cmと小ぶりだが、安定感のある掛け心地で、持ち運びにも便利。部屋に花を飾るように、お花のスツールを置いてみてはいかがだろうか。
酒見椅子店
福岡県大川市榎津水落79-1
sakemi.co.jp
shop@sakemi.co.jp
<この記事は家庭画報国際版2020年春夏号より抜粋。>
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