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デザイン&プロダクツ
2020.12.16

日本の美意識を映した究極の車

日本人特有の美意識の1つ、それは季節の移ろいや環境の変化の中で、その時々の美しさを感じ取る豊かな感受性。そんな「美意識」を持つ存在として世界に認められている車、それがレクサスのフラッグシップセダン「LS」だ。

デビューから30年以上、90以上の国と地域で累計87万台を販売し、日本を代表する車となったレクサス「LS」。2020年11月に「月の道」という雅やかな語感のデザインコンセプトで、新型が登場した。内装には京都で1200年続く西陣織の老舗・細尾が手掛ける、HOSOOのテキスタイルを採用している。


HOSOOのシグネチャーテキスタイル「WAVE」(右)。ここにさらに改良を加えて「LS」仕様の西陣織を作り上げた

「月の道」――それは満月の前後数日間にだけ見ることができる神秘的な自然現象のこと。月明かりに照らされて水面にゆらゆらと浮かび上がる光の道を西陣織で再現すべく、HOSOOのシグネチャーテキスタイルである「WAVE」をベースに、試行錯誤することおよそ4年。銀糸やプラチナ箔の輝きを織り込むことによって、見事に「月の道」を表現した「LS」専用テキスタイルが誕生したという。

車両に使用するものとして必要な機能をも兼ね備えた美しいテキスタイルは、最高級の日本車にふさわしい品格に満ちている。

 

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