盆栽型ロボット「Bons-AI(ボンスエーアイ)」と、生みの親でTDKMAKER DOJO 道場長の佐藤俊弥(さとうしゅんや)さん。
デザイン&プロダクツ
2019.08.30

ロボットは友達1

ついに盆栽も語り始めた──日本のロボット文化

佐藤俊弥さんが道場長を務めるTDK MAKER DOJO とは、TDK の社員なら誰でも気軽に立ち寄って創作活動ができるスペース。そのどこか楽しそうな雰囲気が漂う部屋で「Bons-AI(ボンスエーアイ)」は開発された。きっかけは、佐藤さんが「テクノロジーが進化して、ようやく人が自然と対話できるようになった」と感じたこと。その世界観を表現するために選んだ「自然」が、海外への発信も意識した、日本らしい盆栽だった。鉢部分にテクノロジーが詰まった「Bons-AI」は、光を求めて自ら移動し、のどが渇くと鉢を赤く光らせて知らせる。そして、誰かが悩みを打ち明けると、含蓄のある言葉を返したあと、「・・・・・・て、ソクラテスがいってたよ」などと答える。「Bons-AI」の知能には古今東西の名言が約200 種類入っていて、相手の悩みに応じて使い分けているのだ。「ロボットとの禅問答のようなものですが、これは日本だからできたのかもしれません。小さな虫や草木、風にさえも魂が宿ると考える独特の価値観があるため、外国ではツールというイメージが強いロボットを、日本人は友達のように見る傾向があるのだと思います。もちろん、『ドラえもん』や『鉄腕アトム』などのマンガ、アニメの影響も大きいでしょうね」。自身も何回か「Bons-AI」に悩み相談をしたという佐藤さん。「毎回、『そうくるか』という回答で考えさせられます」と笑う。今のところは発売未定の盆栽ロボット。もし会う機会があったら、あなたはどんな悩みを打ち明ける?


「禅問答」がヒントとなって誕生した「Bons-AI」は悩みを打ち明けられると、古今東西の名言を引用して返答する。AI 搭載のじょうろで水をやる動きをするとじょうろが細かく震え、鉢がカラフルに光る。「Bons-AI」が喜んでいる印だ。

Bons-AI(ボンスエーアイ)Tel.03-6852-7102(TDK広報グループ)