- 食
- 2020.06.18
フルーツスイーツの王道、フルーツパフェ
手間ひまかけた丁寧な管理と、粘り強い品種改良から生まれた世界最高峰の日本のフルーツ。そのまま食べても美味しいが、手を加えることでその魅力はさらに増す。特に、昭和初期にフルーツパーラーと呼ばれる果物店を兼ねた喫茶の誕生と共に生まれた「フルーツパフェ」は長きにわたり人々を虜にしている。背の高いグラスに、フルーツやアイスクリーム、生クリームにソースなど、層をなすように盛り付けられたパフェは、まるで宝石箱のよう。パフェ評論家まで登場し、有名店では、人気の一品を求めて行列ができることもある。旬に応じて内容が替わるため、1 年365 日、様々な味を楽しんでみよう。
老舗果物店のフルーツが主役
創業1885 年新宿高野は、いち早くフルーツパフェを作った超有名店。数あるパフェメニューの中でも「フルーツパフェ」は「マスクメロンパフェ」と並ぶ看板商品。専門店ならではの、厳選された食べ頃の12 種類のフルーツが主役。
新宿高野本店タカノフルーツパーラー
東京都新宿区新宿3-26-11 5 F
takano.jp
パティスリーの食べる宝飾品
旬の果物に、お店のオリジナルのフルーツジェラートやジュレを重ねたパフェは、見た目が宝石のように美しい。写真は年末年始限定の「ゆく年くる年パフェ」。定番メニューはなく、パフェの内容は日々進化している。
PÂTISSERIE ASAKO IWAYANAGI
東京都世田谷区等々力4-4-5
asakoiwayanagi.net
果物店ならではの味を食べ比べ
浅草の果物店が営む「フルーツパーラーゴトー」のパフェは、数種類の品種を食べ比べられるのが売り。特に人気があるといういちごを使ったパフェには、3 ~ 4 種類もの品種が入っている。自家製のいちごのコンフィチュールやアイスと一緒に贅沢ないちごの食べ比べをしてみては?
フルーツパーラーゴトー
東京都台東区浅草2-15-4
<この記事は家庭画報国際版2019年春夏号より抜粋。>
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