- 東京
- 2019.08.30
ロボットは友達 2
走る! 跳ぶ! 手話だってできる!
日本を代表するヒューマノイドロボットといえば、大手自動車メーカーのHonda が開発した「ASIMO」だろう。名前の由来はAdvanced Step in Innovative Mobility で、2000 年に誕生。以来、次々に新しい機能が追加され、現在は高度な能力を多数有している。そんな「ASIMO」の能力の一端を見られるのが、東京・青山にあるHonda ウエルカムプラザ青山だ。常設のステージでは日に2、3 回デモンストレーションがあり、体重移動だけで進む椅子型のパーソナルモビリティ「UNI-CUB」の実演に続き、身長130㎝体重48㎏の「ASIMO」が登場。その進化の歴史の紹介とともに、走る、跳ぶ、手話をするといった能力が披露され、観客を感嘆させる。アナウンスは日本語だが、スクリーンには英語の説明を表示。イベント終了後は「ASIMO」と一緒に記念撮影もできる。また、時間帯によっては「ASIMO」をiPad で操作し、質問をしたり、ダンスをさせたりすることが可能。大人から子どもまで楽しめる。
銀座の真ん中で小犬たちと戯れる
まんまるの瞳、愛くるしい仕草。「目が合った!」と心がときめいた瞬間から、愛着が湧いてくる「aibo」は、2018 年1月に発売されたソニーの家庭用犬型エンタテインメントロボットだ。その前身は1999 年に発売され、一世を風靡した「AIBO」で、2006 年に生産が終了された際は大きなニュースとなった。「AIBO」に比べ、全体に丸みを帯びた形の「aibo」はより本物の小犬に近い風貌だ。オーナーになった人が最初に行うのは、名前と性別、7 色の中から瞳の色を決めること。その先は、鼻先としっぽのつけ根の2 箇所に搭載された高性能なカメラや多彩なセンサー、クラウドを利用したソニー独自のAI 技術により、「aibo」は日々さまざまなことを覚え、性格やふるまい、行動範囲を変えて成長していく。人の顔は鼻先のカメラで100 人まで覚えられ、部屋の形はしっぽのつけ根のカメラで把握するという。海外展開も期待されている「aibo」だが、今はまだ未定(2018 年7 月現在)。キュートな小犬たちと遊んでみたい人は、ぜひソニーストア 銀座へ。
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